2014年9月23日火曜日

世界中の他人に朝起こしてもらうアプリ:Wakie


8月末くらいからアメリカのTwitterや色々なソーシャル系のメディアで露出しているものの、まだ日本であまり記事として見かけないアプリがあります。

実は、まだiPhoneアプリがないため、チャレンジで来ていないのですが、 AndroidやWindows Phoneアプリは既にあります。

簡単に言うと、全く知らない、世界のどこにいるかも分からない他人が、朝あなたを起こしてくれるというモーニングコールアプリです。

公式Webサイトはこちら


めっちゃ起こされたい!!そして起こしたいのです!


GIZMODEやMashableなどのアメリカのソーシャルメディアに強いWebサイトでは、使用感を伝える記事が揃ってきており、それがまた私の起こしたい欲求をかき立てます。

アメリカに住んでいる男性が、スペインに住んでいる男性に起こされたり、予定時刻の数分後にロシアから電話がかかってきたりするそうです。

これぞ、スマートフォンアプリ、ソーシャルアプリですよね。

私も朝一番にアメリカから電話がかかってきたら、絶対に起きる自信があります。

もちろん英語なので、朝の一番機嫌が悪いときに、英語で感謝を伝えないといけない、という罰ゲーム的要素があります。

それでも他人との共感性欲求が人一倍強い私は、これがiPhoneアプリで利用できるようになるのが、楽しみでなりません。

AndroidやWindows Phoneを使用している方は是非、使用してみて、感想を教えてください。

ちなみにiPhoneアプリは、現在Appleによる承認プロセスにあるらしいので、もうすぐ出ると思います。

2014年9月21日日曜日

自分の強みは、他人に探してもらうのがよい(ストレングスファインダーのすすめ)


最近、ストレングスファインダーという言葉をTwitterでフォローしている人がツイートしていて、なんだろうと思って調べてみました。

おそらく知っている人はかなり前からご存じなんだと思うのですが、今まであまり自分の個性や強みについて振り返ることがなかった私にとっては、全くなんのことだかわかりませんでした。

ストレングスファインダーって名前は何か強そうですよね。
合体ロボ的な戦隊もののような雰囲気を感じさせます。

日本語に訳すと、「強み」「探す人」。自分の強みを探してくれそうです。

そうやって色々調べてみると、どうやら、200問近い質問に回答すると34のタイプから、自分の強みと評価されるタイプを5つ教えてくれるサービスであるということがわかりました。

普段、自分の弱みや欠点やコンプレックスは強く意識するのですが、自分の強みなんて考えたこともなかったので、とても興味深いテストです。

なんと1000円くらいで受験でき、すぐに強みを教えてくれるサービスのようだ、と分かってからすぐに受験することにしました。

ストレングスファインダーの受験に興味がある方はこちらへ!

そして私の強みを今日は大公開しちゃいます。


内省

共感性

成長促進

調和性

収集心


おー当たってる!
私は一人の時間が好きな割に、協調性があるタイプなんですね。

「内省」というのは、一人で深く物事を考えるタイプらしいです。
「共感性」や「調和性」というのはみんなと一緒に何かをするのが好きなタイプで、意見の衝突や喧嘩を避けるタイプのようです。


今まで、一人で過ごす時間が多く、自分の意見を強く主張しない自分をネガティブな捉え方をしていたので、それが強みですよ、と提示されたことに最初は正直戸惑いました。

その後、より深くストレングスファインダーの仕組みや生活への適用方法を知るために以下の本を読んでみました。

この本には、弱みを補完するよりも強みを伸ばす方がいいですよ!と断言しています。
確かにその意見はとてもよく理解できるものなんですが、なかなか自分の弱みをそのまま受け入れて、強みだけを発揮するのって難しいですよね。

企業の人事評価制度だったり、教育制度ってどちらかというと弱みを補完しなさい!っていうスタンスの方が多く、強みを伸ばしなさい!ってあんまり言いませんよね。

この本も、テスト自体もアメリカ発祥なので、自由の国特有の文化的背景はあるのかもしれません。
ただ、客観的に自分の強みを評価してくれるというのは、自分を勇気づけるし、意識してその部分を発揮しようと思わせます。

是非、ご興味ある方は受験してみてください。


ちなみに、私の妻にもこれを受験してもらったら
5つの強みのうち、3つが一緒でした。

34もある強みのうち、3つが同じってなかなかすごい確率です。

夫婦ってお互いの欠点をうまく補完しあうカップルと、同じ価値観を共有するカップルがいると思います。
うちの場合は、後者なので、このテストの結果もものすごく納得のいく結果でした。

もしかしたら、このテストを結婚前のカップルが受験することで、お互いの相性や関係性がはっきりしてくるのかもしれません。
2014年9月14日日曜日

新ITシステム導入におけるユーザーの悲嘆の5段階


新しいITシステムを導入する、既存のITシステムを新しいものに入れ替える場合、既存業務フローの流れを変更したり、マニュアルを作り直したりする必要があると思います。

経験上、新ITシステムを導入するときは、それらを利用する社員、職員、従業員の方々は、まるでスマートフォンの新機種が出た時のような反応をします。

一定数のアーリーアダプターは導入に積極的でむしろ遅すぎるくらいの反応をしてくれる一方で、既存のシステムを活用している方は、導入に否定的になります。

賛否両論ある中でも、情報システム部門の選択と経営者の意思決定によって決まった新システムは、できるだけ利用者全員がハッピーな状態で導入しなければ、その効果を最大化できません。

しかし、ビジネス上の決定だからといって、論理的で左脳的な判断のみで導入しようとしても、そこには利用者の感情が伴うので、その感情を汲む必要があります。


NTENのサイトで「どのように新システムを導入するか」という動画が公開されており、スピーカーがユニークな説明の仕方をされていたので、私の意見を踏まえて説明します。


エリザベス・キューブラー・ロスは、1969年の著書「死ぬ瞬間」で死の受容プロセスとして「悲嘆の5段階」というものを公開しています。

新システムの導入を受け入れることは、死と比べると小さい壁ですが、そこには心の障壁を取り払っていくための似たようなプロセスが存在します。


第1段階「否定 - Denial」
「新しいシステムなんて必要ない。今ので十分業務は回っているじゃないか?」
「古いシステムも使いこなせてないので、新しいシステムなんか使えない!」

まずは、こういう声が聞こえてきます。新システムに対する否定的な意見ですね。

これには、トップの意思決定を明確化することで対応します。

組織のトップが、「なぜ」「どういうプロセスで」新システムを入れ替えるに至ったか、というのを全従業員に周知します。

組織のトップが明確な指針を示すことにより、経営判断の一つの手段として、このシステムを導入するんだという共通理解を持ってもらうことが必要です。

また、導入する側としては、トップの経営判断という大義名分を持って導入作業に取り組めるので、否定的意見をうまくかわしつつ、作業を進めることができるようになります。


第2段階「怒り - Anger」
「なんでこの忙しい時期に新しいシステムに切り替えるの?」
「こんな面倒臭いシステム使えっこないだろう!」

否定をかわされた方は、怒りに任せます。

これには、具体的な導入プロセスを明示することで対応します。導入前から導入プロセスの情報を積極的に公開します。

例えば、いきなり公開直前にマニュアルを提示するのではなく、導入決定直後に新システムのパンフレットレベルの概要やカタログスペック、導入スケジュールを事前に提示します。

また、キーマンがこの段階にいる場合は、積極的に導入プロセスに参画させましょう。

システム選定時に参画できれば、それが一番いいでしょうし、それが無理でも導入プロセスで部門の導入担当者にする他、会議に出席してもらう、などして巻き込みましょう。


第3段階「取引 - Bargaining」
「分かった。じゃあ新システムを使うから、昔のシステムを使ってもいい?データは両方に入れるから」
「私の業務は例外扱いにしてもらってもいい?理由は・・・・だから」

怒りが通じなかった場合は、取引をします。

新システムを受け入れるという重荷は背負うので、代わりにこれは許して!というものです。ここまで譲歩したんだから、そちらも譲歩しなさいよ!というスタンスです。

これには、社内規程を設定し、従ってもらうようにしましょう。

ここで社内規程というのは、社内における法律のように従業員は従う必要があり、場合によっては罰則規定もあるようなポリシーやルールのことです。

そういうものが組織の中にあれば、どんどん活用しましょう。社内で仕事をする以上、新システムを使用せざるを得ない、そうしないと業務が回らなくなるようなルールに変更していきましょう。


第4段階「落胆 - Depression」
「なんかやっぱり古いシステムの方が良かったなぁ・・」
「古いシステムが懐かしいなぁ・・」

この段階になると、既にルールが決まり、導入が始まっている段階です。
実際に新システムを使用している中で、旧来のシステムへの懐古が始まります。

使いにくいなぁ・・・やりにくいなぁ・・・

そこで必要なのが、厳然たる事実です。
つまり、新システムにしたからこれだけ数字が良くなった、効率化指標を上回った、という導入を肯定する事実を公表しましょう。

ビジネス上のインパクトがあり、利益が上がり、個々人の評価につながっていることを実感してもらうことで、新システムを使用するモチベーションを上げてもらいましょう。


第5段階「受容 - Acceptance」
ここまで来ると、新システムが導入し、社内業務の中でうまく回っている状態です。
もはや昔のシステムに戻ることができないし、新システムがない業務処理はできない状態です。

ここで初めて、新システムが導入されたといえるでしょう。

もちろん、受容という言葉が表すように全員が満足した形で受け入れているわけではありません。押し切られた、と感じる方もいるかもしれません。

そういう方々のフィードバックは積極的に受けましょう。次の新システム導入時の参考になります。


いかがでしょうか?

私は仕事として新しいシステムを常に提案し、お客様の経営判断を促し、システムを購入してもらう立場にあります。

昔は、システムを売れればOKというビジネスでしたが、今は導入の過程で一緒に汗をかき、アフターサポートまで行う必要があるため、新システムを導入する立場の方たちの御苦労は非常によくわかります。


新システムを導入する場合は、どの担当者も同じ悩みにぶつかります。それが上記の5段階なのです。みなさん同じ悩みを持ちながら、日々の導入作業を行っているのです。

新システムの導入という、業務のIT化は必ずビジネスに大きな影響を与えるので、ぜひ頑張っていきましょう!

2014年9月13日土曜日

団塊の世代はどのようにインターネットを利用しているのか




インターネットを使い、オンラインで買い物をするというスタイルは、私たち20代30代の消費行動であると捉えられがちです。

しかし、今回のTechImpactのブログでは、団塊の世代以上の方が、インターネットを駆使し、オンライン上での消費行動をとっている、という研究結果を発表しています。

寄付のお願いに関しても、FacebookやTwitterを使用するなど若い人に訴求するような戦略が見られますが、団塊の世代にも訴求できるオンラインでの広報活動というものが必要なのかもしれません。

年寄りはAmazonで購入しない、というのは大間違いで、うちの実家でも楽天で商品を買ったりしていますし、年配の農家の方々がホームページを作り、ネット経由で商品を販売しているというのも聞きます。

数として、若い世代よりも年配世代の方が多い上、一人あたりの貯蓄額も格段に違うため、これからのオンライン寄付のメインユーザーは、若者から年配世代にシフトしていくのかもしれません。



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オンライン寄付が2013年に活発になり、14%も上昇しました。
オンライン寄付による急激な収益の上昇によりファンドレイザーは、寄付市場がオンライン化してきていると再認識しました。

その結果、非営利団体はオンラインメディアを活用した広報やコミュニティーとの対話を計る必要が出てきています。

しかし、オンライン寄付の活用が叫ばれる中、数千から数百万ドルの寄付金が反故にされているのも事実です。

9月2日に発表された新しい研究によると、非営利団体は若い世代に注力しすぎて、団塊の世代やその上の世代との交流に時間を割いていないことがわかりました。

古い世代がインターネットを使わないというのは馬鹿けている話です。
この統計を見るとオンライン上での交流を、若い人たちから、団塊の世代の人たちに変えていこうとおもうかもしれません。


1.アメリカでは、1/3のインターネットユーザーが50歳を超えており、アクティブユーザーを代表する世代となっている

2.50歳を超えるアメリカ人の2/3は、インターネットでものを買っている

3.2012年、団塊の世代は週に27時間インターネットをしており、ミレニアル世代(1990年代生まれ)は週2時間である

4.50歳を超える成人の36%は自分のスマートフォンを持っている

5.アメリカにおいて、45歳以上の成人の34.7%はタブレットユーザーである
  2004年から2009年では、65歳以上のうちの55%がインターネットを使っている

6.55歳以上のうち2740万人がのうち1900万人がFacebookを利用している

7.50歳以上の成人は、オンライン上で平均70億ドル使用している

8.55歳から63歳までの成人の72%、73歳以上の47%はオンラインで商品を買っている


この記事は、TechImpactの抄訳記事です。
原典:How Baby Boomers Use The Internet

自己啓発本と思いきやスピリチュアルな世界の本だった


現在、書店で平積みされている「こうして、思考は現実になる」という本を読んだことはあるでしょうか?

私の妻が購入して読んでいたので、せっかくなので私も読もうと思い、読みました。

もともと有名な自己啓発本であるナポレオンヒルの「思考は現実化する」の意訳版とでもいうのでしょうか、同じような主張をしている本だろうなぁ、なんて思いながら読み進めていったのですが、なんとまぁとてもスピリチュアルなお話でした。

スピリチュアルといっても細木和子や江原啓之の本とは違うのですが、肉体とはエネルギーの塊である!とかエネルギーに祈るのです!という話がとてもよく出てきます。

この、本の冒頭に「釘の奇跡」という話があります。

これは、壁に釘で掛けてあったカレンダーを著者が引っ張ったせいで釘が取れ、どこにいったか分からなくなりました。
そこで彼女は「24時間以内に釘を私の手元に戻してください」と宇宙に祈るのです。

すると、朝目覚めたら、手の中に釘があった、という話です。

え~そんなことありえないやろ~という方々も沢山いらっしゃると思いますが、私もこれと同じような体験を小さい頃何度もしているのです。

私の場合は、例えば小学校の時とか、学校に提出しないといけないプリントが紛失することってよくありましたよね。
いくら探しても見つからなくて、途方に暮れた時はいつも、仏壇の前に座り「おばあちゃん、明日までに○○のプリントが必要です。 よろしくお願いします。というのです。

そうすると翌朝には必ず見つかりました。

当時は、おばあちゃんが天国から見てて届けてくれたんだ、と本気で思っていましたが、今考えると不思議な現象です。

しかし、実際に起きていた話なので、この「釘の奇跡」を小馬鹿にすることはできません。


この本では、実際にこのようなことを読者に経験してもらうため、9つの課題が出されます。
どれも上の話のようなもので、最初は半信半疑、いや無信全疑だと思います。

でもなんか読んでいるうちに、実際に起きたりするので、思考が現実化するのを目の当たりにします。

要するにネガティブな思考でいれば、行動も自然とネガティブになり、ネガティブなものを引き寄せてしまいますよ。という話なのです。

でもだまされたと思って一読させると、なかなか面白いと思います。
2014年9月10日水曜日

Googleフォームから自動返信メールを送る時のプログラム


ここでは、Googleフォームから自動返信メールを送る時に必要な、Google Apps Scriptの説明をします。

この記事の親記事はこちらから参照ください。


上に説明分があり、下に該当のプログラムがあるような流れで説明していきます。
    
  //------------------------------------------------------------
    // 設定エリアここから
    //------------------------------------------------------------


""の中がメールの標題になります。""を消さないように中を編集します。
  
    // 件名、本文、フッター
    var subject = "【お問い合わせ】お問い合わせ完了通知メール"; 


ここが本文の最初の部分になります。プログラムが最後まで実行されると、この上に「お名前 様」という文字が入ります。
ちなみに\nというのが改行です。\n\nであれば、改行2回(=一行あける)ですね。
「+」は文字列の連結を意味します。次の行につなげるという意味ですね。
なので、本文の出だしを編集する場合は、ここを修正します。1行足す場合は「+」から「"」までをコピーして次行に貼りつけます。

 
    var body
        = "この度は、お問い合わせいただきましてありがとうございます。\n\n"
        + "以下の内容にてお問い合わせいただきましたのでご連絡いたします。\n"
        + "---------------------------------------------------------------------------------\n";


ここが、本文最後の部分になります。署名などをここで設定してください。
自動で送信されるメールなので、間違って別の人のメールアドレスをフォームに入力してしまった場合は、このメールが全然関係ない人に送信されてしまいます。
その可能性を踏まえ「このメールに心当たりがない場合、・・・」の文言はあった方がいいと思います。
 
    var footer
        = "---------------------------------------------------------------------------------\n\n"
        + "何かご不明な点がございましたら、\n"
        + "本メールへの返信にてご連絡をお願い致します。\n\n"
     + "====================================================\n"
    + "  安藤 昭太\n"
    + "〒000-0000\n"
    + "東京都中央区中央1-1-1 第一ビル\n"
    + "TEL:03-3000-0000 FAX:03-3000-0001\n"
    + "====================================================\n"
        + "====================================================\n"
        + "このメールに心当たりがない場合、\n"
        + "どなたかが誤って貴方様のメールアドレスを登録された可能性がございます。\n\n"
        + "大変お手数ですが、このメールの中身を消さず、\n"
        + "「このメールに心当たりがない」旨を最上部に記してご返信ください。\n"
        + "登録内容を削除させていただきます。\n"
        + "====================================================\n";
  


ここが重要です!ここでは、項目名(どの列が何のデータであるか)を指定します。
例えば、NAME_COL_NAMEには名前をしている列の、項目名を入れます。例えば「お名前」ですね。
MAIL_COL_NAMEにはメールアドレス欄の項目名を、TIMESTAML_LABELには送信時刻の項目名を記述します。
 
    // 入力カラム名の指定
    var NAME_COL_NAME = 'お名前';
    var MAIL_COL_NAME = 'メールアドレス';
    var TIMESTAMP_LABEL = 'タイムスタンプ';



「admin」の""の中には、送信者のメールアドレスを設定します。このプログラムを登録する方のGmailアカウントを設定します。
「cc」と「bcc」にはそれぞれ必要に応じてメールアドレスを入力します。
「to」にはプログラムにより、上のMAIL_COL_NAMEに入ってくる送信先メールアドレスが自動的に入力されますので、ここでは何も設定しません。
 
    // メール送信先
    var admin = "test@gmail.com"; // 管理者(必須)
    var cc    = "";    // Cc:
    var bcc   = admin + ",test@test.com"; // Bcc:
    var reply = admin; // Reply-To:
    var to    = "";    // To: (入力者のアドレスが自動で入ります)

    //------------------------------------------------------------
    // 設定エリアここまで
    //------------------------------------------------------------



ここは何も変更を加えません。フォームから入力されたデータを1行取得する処理行です。
 
    try{
        // スプレッドシートの操作
        var sh   = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
        var rows = sh.getLastRow();
        var cols = sh.getLastColumn();
        var rg   = sh.getDataRange();
        Logger.log("rows="+rows+" cols="+cols);

        // メール件名・本文作成と送信先メールアドレス取得
        for (var j = 1; j <= cols; j++ ) {
            var col_name  = rg.getCell(1, j).getValue();    // カラム名
            var col_value = rg.getCell(rows, j).getValue(); // 入力値


ここは、「お名前」欄に入ってきた名前を「○○様」と加工し、本文最初に追加します。「○○さま」としたい場合はここを変更します。
 
            if ( col_name === NAME_COL_NAME ) {  //メール本文の最初に名前を入れる
                body = col_value+" 様\n\n"+body;
            }


ここは、送信先のメールアドレスを設定しています。変更はしないでください。
 
            if ( col_name === MAIL_COL_NAME ) {  //メールアドレス
                to = col_value;
            }


ここは、タイムスタンプという表示を「申込日時」に変更しています。
 
           if ( col_name === TIMESTAMP_LABEL ) { //タイムスタンプ⇒申込日時
                col_name = '申込日時';
            }


ここは、にゅうりょくされた全データを本文に追加していく処理です。変更の必要はありません。
 
            body += "【"+col_name+"】\n";
            body += col_value + "\n\n";
        }


最後に、本文冒頭部分(body)と本文最後部(footer)を連結しています。
 
        body += footer;


ここではGoogle関数に送信先情報を設定しています。変更不可です。
 
        // 送信先オプション
        var options = {};
        if ( cc )    options.cc      = cc;
        if ( bcc )   options.bcc     = bcc;
        if ( reply ) options.replyTo = reply;


最後にGoogle関数を使ってメールを送信する処理です。送信中にエラーが発生すると送信元にメールが送信されるようになっています。
 
        // メール送信
        if ( to ) {
            MailApp.sendEmail(to, subject, body, options);
        }else{
            MailApp.sendEmail(admin, "【失敗】Googleフォームにメールアドレスが指定されていません", body);
        }
    }catch(e){
        MailApp.sendEmail(admin, "【失敗】Googleフォームからメール送信中にエラーが発生", e.message);
    }



以上、自動返信メールを送る時にプログラムの説明でした。



Googleフォームに入力された内容を自動返信メールで送る方法


久しぶりに技術的な記事を書きます。

イベントの申し込みやアンケートなどでGoogleフォームを利用することがありますよね。
私もブログの問い合わせフォームをGoogleフォームで作っています。

ただ、他のイベントフォームにあるような自動返信メールを、Googleフォームで設定するのって少し大変です。

でも自動返信メールを付けたい!っていうご要望があると思うので、今回そのやり方をお教えします。

前提として、Googleアカウントにログインして、GoogleドライブにGoogleフォームからのデータを入力されたスプレッドシートがあり、実際に利用されているとします。


1.イベントフォームのデータが入力されるスプレッドシートを選択します

(フォームではなくスプレッドシートの方を選択してください)

 2.「ツール」-「スクリプトエディタ」を選択します

スクリプトエディタとは、Google Apps Scriptというプログラムを設定する場所です。

 3.初めて設定する場合は、以下のようなメッセージが出ますので「閉じる」を押します

4.以下のコードをコピーします

プログラム言語が分かる方向けですが、Google Apps ScriptはJavaScriptでGoogle関数が扱えるようになったものです。
そのため、中身はJavaScriptと同じルールで記載を変更いただけます。

このプログラムの詳細な説明は、こちらから参照ください。
    //------------------------------------------------------------
    // 設定エリアここから
    //------------------------------------------------------------

    // 件名、本文、フッター
    var subject = "【お問い合わせ】お問い合わせ完了通知メール"; 
    var body
        = "この度は、お問い合わせいただきましてありがとうございます。\n\n"
        + "以下の内容にてお問い合わせいただきましたのでご連絡いたします。\n"
        + "---------------------------------------------------------------------------------\n";
    var footer
        = "---------------------------------------------------------------------------------\n\n"
        + "何かご不明な点がございましたら、\n"
        + "本メールへの返信にてご連絡をお願い致します。\n\n"
     + "====================================================\n"
    + "  安藤 昭太\n"
    + "〒000-0000\n"
    + "東京都中央区中央1-1-1 第一ビル\n"
    + "TEL:03-3000-0000 FAX:03-3000-0001\n"
    + "====================================================\n"
        + "====================================================\n"
        + "このメールに心当たりがない場合、\n"
        + "どなたかが誤って貴方様のメールアドレスを登録された可能性がございます。\n\n"
        + "大変お手数ですが、このメールの中身を消さず、\n"
        + "「このメールに心当たりがない」旨を最上部に記してご返信ください。\n"
        + "登録内容を削除させていただきます。\n"
        + "====================================================\n";
  

    // 入力カラム名の指定
    var NAME_COL_NAME = 'お名前';
    var MAIL_COL_NAME = 'メールアドレス';
    var TIMESTAMP_LABEL = 'タイムスタンプ';

    // メール送信先
    var admin = "test@gmail.com"; // 管理者(必須)
    var cc    = "";    // Cc:
    var bcc   = admin + ",test@test.com"; // Bcc:
    var reply = admin; // Reply-To:
    var to    = "";    // To: (入力者のアドレスが自動で入ります)

    //------------------------------------------------------------
    // 設定エリアここまで
    //------------------------------------------------------------

    try{
        // スプレッドシートの操作
        var sh   = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
        var rows = sh.getLastRow();
        var cols = sh.getLastColumn();
        var rg   = sh.getDataRange();
        Logger.log("rows="+rows+" cols="+cols);

        // メール件名・本文作成と送信先メールアドレス取得
        for (var j = 1; j <= cols; j++ ) {
            var col_name  = rg.getCell(1, j).getValue();    // カラム名
            var col_value = rg.getCell(rows, j).getValue(); // 入力値
           
            if ( col_name === NAME_COL_NAME ) {  //メール本文の最初に名前を入れる
                body = col_value+" 様\n\n"+body;
            }
            if ( col_name === MAIL_COL_NAME ) {  //メールアドレス
                to = col_value;
            }
           if ( col_name === TIMESTAMP_LABEL ) { //タイムスタンプ⇒申込日時
                col_name = '申込日時';
            }
            body += "【"+col_name+"】\n";
            body += col_value + "\n\n";
        }
        body += footer;

        // 送信先オプション
        var options = {};
        if ( cc )    options.cc      = cc;
        if ( bcc )   options.bcc     = bcc;
        if ( reply ) options.replyTo = reply;

        // メール送信
        if ( to ) {
            MailApp.sendEmail(to, subject, body, options);
        }else{
            MailApp.sendEmail(admin, "【失敗】Googleフォームにメールアドレスが指定されていません", body);
        }
    }catch(e){
        MailApp.sendEmail(admin, "【失敗】Googleフォームからメール送信中にエラーが発生", e.message);
    }

5.コピーした内容を以下のように貼り付け、保存ボタン(フロッピーのアイコン)を押します

function myFunction() { の下に貼りつけます。

 6.プロジェクト名を入力します(任意の名前でOK)

プロジェクト名はなんでも結構です。このプログラム全体の名前になります。

7.「リソース」-「現在のプロジェクトのトリガー」を選択します

トリガーとは、フォームが送信された時に自動的にプログラムが実行されるようにするための設定です。

8.「トリガーが設定されていません・・・」を選択します

9.実行「myFunction」、イベント「スプレッドシートから」、「フォーム送信時」を選択し、「通知」ボタンを押します

ここで、スプレッドシートで、フォームが送信された時に、プログラムが実行されるように設定します。

10.「メール(・・・)経由」、「今すぐ」を選択し、「OK」ボタンを押します

プログラムが実行された時(=メールが送信された時)にエラーが発生した場合のエラー報告動作を設定します。

11.「保存」ボタンを押します

12.「続行」ボタンを押します

自分が作ったプログラムを実行するために、管理者(ユーザー)の承認が必要になります。

13.「承認する」ボタンを押します


ここまでで設定は終了しました。

あとは、フォームからテストデータを入力をして、送信してみましょう。

例えば、こんな感じでデータが入力されたします。

そうするとこんな感じでメールが来ます。
データの入力ミス(メールアドレスがないなど)や設定にミスがあった場合、設定した人のアカウントにエラー内容が記載されたメールが送信されます。

その内容を見て、設定を修正してください。

2014年9月9日火曜日

結婚生活はマネジメントである



最近読んだ本で、結婚生活というのはマネジメント(組織経営)である、という内容の本が多かったので、うちでやっているマネジメント手法を書いてみたいと思います。

私のうちでは、3ヵ月ほど前から、「家族未来会議」というのを月に一度やっています。

もともとは、NPO関連のイベントでお会いした加藤たけしさんのご夫婦がやっている「夫婦未来会議」というのにインスパイアされ、簡単に言うとパクせてもらいました。

夫婦未来会議の記事はこちら

それまでは、何となく夫婦生活を過ごしていたのですが、この家族未来会議でしっかりお互いの今後を見据えて、それをタスクに落として実行するという、結婚生活PDCAを回し始めたところ、二人の生活の質が向上し、なんか色々なことをやるようになりました。

具体的に言うと、第1回目で、お互いの5~10年先の「ありたい姿」を共有し、議論しました。

その後、「ありたい姿」と「現状」のギャップを洗い出し、今やるべきことをタスク化してToDoリストに登録し、実行することにしました。

ToDoリストのアプリはこれを使って、夫婦で共有しています。

このアプリ、私がタスクを消化すると、妻に消化された旨の通知がいくのです!

例えば、私のタスクの一つに「体重を計る」 というのがあります。
これは毎日やるタスクで、目標は当たり前ですが減量することです。

これをやっていないと、私が体重計に乗っていないことが妻にばれるので、毎日体重計に乗る訳です。
これをやり始めて、なんもしてないのに少しずつ体重が減ってきています。

「今日体重計乗ってたね」なんていう会話が夫婦で発生するわけなので、自然と体重の話、健康の話などを夫婦でするようになるのです。

もちろん妻のタスクも、消化してアプリでチェックを入れたら、リアルタイムに私のスマホに「○○がチェックされました」 っていう通知がきます。

お互いを束縛しているように聞こえますが、当人同士はゲーム感覚でこれを楽しんでいる感じです。


次の月にまた「家族未来会議」を行い、この一か月のタスクの消化状況や「ありたい姿」の確認、ギャップの確認と見直しを行い、新しいタスクをまた増やしていくのです。

そうすることで、例えば夫婦で英会話をやっているのですが、3カ月経った今でも二人とも継続的に英語を勉強しているし、色々試行錯誤をし、会議中に相談するので、だんだんブラッシュアップされていっています。

具体的には言いませんが、3ヵ月も経つと色々成果がでてきていて、ぜひこれは皆さんにお勧めしたい結婚生活マネジメント手法です。


この間、東京駅の丸ビルのソファーに座っていると、隣の派手めの若い女の子2人がこういう話をしていました。

A:「家族会議で親に話すと私の将来のために何をする必要があるかアドバイスしてくれるよ~」
B:「いいなぁ~親がちゃんと話聞いてくれるなんて~」

結構やってる家族がいるんだなぁと盗み聞きしながら、興味深く聞かせてもらいました。
Aさんの家族はBさんのところよりも、仲が良いようで、家族の信頼関係もしっかり構築できているような感じがしました。


最後に結婚生活マネジメントについて、とても参考になる本をご紹介します。

読んでいませんが、こちらも結婚生活のマネジメントで有名な本です。

昔聞いた英語の格言に「家庭をビジネスのように運営してはならない」というものがありますが、私のうちでは、ある程度ビジネスのように運営する方があっているような気がします。

「家族未来会議」の導入支援が欲しい!という人は私までご連絡ください!ノウハウは全て共有します!!

2014年9月5日金曜日

ミレニアル世代が活用するTwitterの4つの事実


最近Twitterを積極的に活用しています。
2009年にアカウントは作ったものの、どちらかというと人のを読む方で自分から積極的に発信することはしていませんでした。

このブログを初めて、Twitterも使うようになり、ようやくその使い方やTwitterが持つパワーを知ることができるようになりました!

でもまだまだFacebookとかに比べると楽しめている感が少なく、突然知らない人から連絡が来るのにはビビってしまいます。

なかなかリアルな友達が少ないというのが問題ですね。
Twitterもやってるよ~という人は是非@shotaandoをフォローしてください!!


今回は、若い世代がどのようにTwitterを活用しているかというお話です。
それでは、どうそ!


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※ミレニアル世代とは、1990年代から2000年代初頭に生まれた若者たちのことです。

ソーシャルメディアは今やミレニアル世代とつながるための最良の手段であることは言うまでもありません。

26%のミレニアル世代は積極的にTwitterを利用し、59%がアカウントを持っています。Twitterは世界で最も広がっているソーシャルメディアなのです。

ここでは、ミレニアル世代がどのようにTwitterを使用しているかをTwitter社が分析し、4つの事実にまとめています。


1.ミレニアル世代はスマホを見るたびにTwitterをチェックしている

Twitter社によると、80%のミレニアル世代が1日1回、スマホからTwitterにアクセスしています。
また、15%が1日10回以上チェックしています。

これは、スマホを見るたびにTwitterをチェックしていると言えます、

タイムラインをチェックしているだけでなく、60%は1日1回はツイートしています。
これは、誰かと会話がしたいだけではなく、タイムラインについていきたいという意思の表れでもあります。


2.ミレニアル世代は退屈しのぎのためにTwitterを使用している

様々な理由はあるのですが、半分以上のユーザーが退屈をしのぐためや面白いネタを探すために使用していると言っています。

驚くことにその82%が面白いネタを見つけたら、リツイートし、60%はTwitterから面白ネタを得ています。

Twitterを戦略的に使用するなら、面白ネタを提供しなければいけません。そうすれば82%の人がシェアしてくれることになります。


3.ミレニアル世代は、ライブイベントにTwitterで参加する

Twitter社の研究によると、71%の回答者がイベント中にツイートすることが、そのイベントをより楽しむための方法であると回答しています。
また69%の人が、イベント中にハッシュタグをフォローしているといいます。

この事実は、ソーシャルメディアの重要性を知った上で、イベント中にリアルタイムツイートをしなければならないということです。


4.ミレニアル世代はTwitterを通して自分のストーリーを語る

56%の回答者が、Twitterにリアルタイムの彼らの生活をシェアしていると言っています。

ハッシュタグを提供したり、質問したりして彼らのリアルな生活をよりシェアしてもらえるように対応する必要があるということです。


この記事は、TechImpactの抄訳記事です。
原典:4 Facts About How Millennials Use Twitter
2014年9月2日火曜日

うまく謝るために大切な5つのこと


「謝る」ということって仕事や家庭でよくある光景なのですが、あまり「どのように謝るか」っていう話って聞かないですよね。

たまたまFacebookのタイムラインを見ていたら、TIMEが面白い謝罪に関する記事を載せていたので、抄訳してみました。

抄訳しながら感じたのは、こういう考えを持ちながら謝ってくる人は、許したくないな笑、っていうことでした。

 ちなみに私が謝罪について非常に学んだのは、ブラック企業のすき家でアルバイトをしていた時です。

理不尽なお客さんいっぱいいるし、アルバイトリーダーだった私が店舗を代表して謝るという機会に恵まれていたので、いかに謝罪すれば効率的に客が矛を収めるかというのを学びました。

そういう意味では、五つ目は非常に共感できます。

理不尽なお客さんに対しては、卑屈なくらい謝ると、罪悪感を感じて許してくれるというのを肌感覚で知っていました。

前置き長くなりましたが、ぜひご一読を!


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うまく謝ることは未来に大きな違いを生みます。
お金で解決するのではなくも、謝罪してほしいと感じる人もいます。

では、専門的な研究による「うまく謝る方法」というのはどういうものでしょうか?

一つ目

あなたが思う、あなたのミスについて謝ってはいけません。
「彼ら」が思う、あなたのミスについて謝らなければなりません。

自分が絶対正しいと感じることに対して謝ってくれることが、「彼ら」にとっては一番気分がいいのです。

二つ目

謝罪の研究をしているAaron Lazareによると、効果的な謝り方は4つのパートに分かれます。

1.あなたがやらかしたことに関する理解
2.発生した事実に対する説明
3.良心の呵責の表明
4.できる限りの埋め合わせ

研究結果はこう指摘します。

敵対する「彼ら」に対し、事実を的確に理解し、言葉を用いないで受け入れ、埋め合わせをするときに、極めてうまく関係を取り戻せます。

三つ目

タイミングが重要です。早ければいいものではありません。
「聞いてくれている」、「分かってくれている」という感覚が重要です。

だから、タイミングをずらした謝罪がより満足度を高めます。

研究結果によると、「謝るタイミングと結果の満足度は、互いに関係しています。謝罪が遅れると、より高い満足度を示す。」そうです。

統計的なテストでは、謝罪が遅れれば遅れるほど、「彼ら」は聞いてくれている、分かってくれていると感じる、と示しています。

時間がかかれば、それだけ聞く耳と理解の機会を得ることができます。

四つ目

わざとミスをするなら、謝らない方がいいことは明白です。
わざとやった後、謝罪をすると、事態をより深刻にします。

謝罪は、意図的なミスに対しては全く意味を持ちません。
その状況で謝罪することは、何もしないのに比べて、より制裁の意味を強めます。

五つ目

「彼ら」はあなたの謝罪を受け入れていませんか?
少しだけ罪悪感を感じさせることが、結構効果的です。

「彼ら」がミスをした時を彼ら自身が思い出すと、謝罪を受け入れ、許してくれることがあります。

研究の被験者は、ミスをしたことを思い出す状況におかれることで、同じ被験者からの謝罪を受け入れ、ミスを許したのです。

最後に

もちろんこのリストをあまり活用しないに越したことはありません。
しかし、これを頭の隅に置き、必要となる機会に活用してもいいかもしれません。

専門的な研究では、警察に謝ることが違反切符から逃れる一つの方法である、ということも示しています。

この記事は、TIMEの抄訳記事です。
原典:5 Key Components of a Good Apology

本内容は個人の見解であり、所属する企業を代表するものではありません。

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