インターネットを使い、オンラインで買い物をするというスタイルは、私たち20代30代の消費行動であると捉えられがちです。
しかし、今回のTechImpactのブログでは、団塊の世代以上の方が、インターネットを駆使し、オンライン上での消費行動をとっている、という研究結果を発表しています。
寄付のお願いに関しても、FacebookやTwitterを使用するなど若い人に訴求するような戦略が見られますが、団塊の世代にも訴求できるオンラインでの広報活動というものが必要なのかもしれません。
年寄りはAmazonで購入しない、というのは大間違いで、うちの実家でも楽天で商品を買ったりしていますし、年配の農家の方々がホームページを作り、ネット経由で商品を販売しているというのも聞きます。
数として、若い世代よりも年配世代の方が多い上、一人あたりの貯蓄額も格段に違うため、これからのオンライン寄付のメインユーザーは、若者から年配世代にシフトしていくのかもしれません。
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オンライン寄付が2013年に活発になり、14%も上昇しました。
オンライン寄付による急激な収益の上昇によりファンドレイザーは、寄付市場がオンライン化してきていると再認識しました。
その結果、非営利団体はオンラインメディアを活用した広報やコミュニティーとの対話を計る必要が出てきています。
しかし、オンライン寄付の活用が叫ばれる中、数千から数百万ドルの寄付金が反故にされているのも事実です。
9月2日に発表された新しい研究によると、非営利団体は若い世代に注力しすぎて、団塊の世代やその上の世代との交流に時間を割いていないことがわかりました。
古い世代がインターネットを使わないというのは馬鹿けている話です。
この統計を見るとオンライン上での交流を、若い人たちから、団塊の世代の人たちに変えていこうとおもうかもしれません。
1.アメリカでは、1/3のインターネットユーザーが50歳を超えており、アクティブユーザーを代表する世代となっている
2.50歳を超えるアメリカ人の2/3は、インターネットでものを買っている
3.2012年、団塊の世代は週に27時間インターネットをしており、ミレニアル世代(1990年代生まれ)は週2時間である
4.50歳を超える成人の36%は自分のスマートフォンを持っている
5.アメリカにおいて、45歳以上の成人の34.7%はタブレットユーザーである
2004年から2009年では、65歳以上のうちの55%がインターネットを使っている
6.55歳以上のうち2740万人がのうち1900万人がFacebookを利用している
7.50歳以上の成人は、オンライン上で平均70億ドル使用している
8.55歳から63歳までの成人の72%、73歳以上の47%はオンラインで商品を買っている
この記事は、TechImpactの抄訳記事です。
原典:How Baby Boomers Use The Internet